相談窓口と支援機関
子どもが不登校になったとき、どこに相談したらよいのでしょうか?
まずは在籍校と充分に連絡をとる
子どもが不登校になった場合や不登校の傾向が見られる場合、まずは在籍校と十分に連絡を取ることが重要です。
学校の設置者である教育委員会では、「教育センター」や「教育相談所」などで児童生徒等に関する教育相談を行うための相談窓口を設けています。また、不登校に関する支援等を行うために教育委員会が設置している「教育支援センター(適応指導教室)」では、不登校に関する相談活動を行うと同時に不登校児童生徒に対する通所指導(カウンセリング・教科指導・体験活動など)を行っています。
さらに、厚生労働省が所管する児童相談所・保健所・精神保健福祉センター等においても相談活動を行っています。
これらの相談窓口については地域において名称等が異なりますので、詳しくは各都道府県・市区町村でお問い合わせください。
私の実体験
私の場合は、息子が支援学校という事で一般的な事例とはならないのですが、ご紹介いたします。
支援学校で窓口となってくださったのは小学部主事さんでした。子どもと離れられない状況になってしまったので、学校併設の別敷地内にある未就学児の相談室で子どもと一緒に個別に話をする機会を設けてくださいました。その部屋には玩具もあり、その部屋の担当の先生が子どもと一緒に遊んでくださっている間、親は今後の調整を部主事の先生としていました。
そうやって学年が変わる間際に、来年度に向けて調整をしましたが、なんと、その部主事さんが異動となった上、担任の先生も変わることに・・・・。新しい部主事の先生、担任の先生と新しい教室で信頼関係を築くことからスタートすることになりました。
よくよく話を聴いていると、「対応に不満があるなら直接、教育委員会に言って頂いても構わない」と先生に言われ、その時初めて親自身が教育委員会と連絡をとるという選択肢があったことを知りました。私自身は、不登校の相談先に関して分かりやすい情報が得られませんでした。担任を頼るしか頭になく、とても苦しい精神状態でした。日中過ごす場所を見つけるため支援学校以外に地域の「支援教室」に相談しましたが、「親と離れられない場合は利用できない」と言われ、その教室への相談や一般的な相談機関を探すことはやめてしまいました。
こうやって改めて調べていると、いくつか相談先はあるように思います。しかし、我が子が不登校になった時、親はとてつもない孤独感に襲われているため、支援が見えず途方に暮れてしまうのも事実だろうと思います。