その他

楽しいことを伝えたつもりが・・・私の失敗談

みなさんは、❝明日、遠足だよ❞と言われると、

『わーー!!たのしみ』となる方ですか?

それとも、

『たのしみ・・・だけど、ドキドキが凄くて眠れない・・・・(おちつかない・・・)』となる方ですか?

大好きなアルファベットのおもちゃブロックをみつけた

息子くんは、「数字」と「アルファベット」が大好き。

もしかしたら、少し強迫観念があるのかもしれないけれど、

今のところは楽しそうに遊んでいる風に見えます。

そのせいもあって、家には数字とアルファベットのおもちゃがいくつもあります。

フロアマットをはじめ、型抜きパズルが2種類ずつ。

それに、磁石でくっつくタイプの小ぶりなもの。

私が手作りした段ボールのパズル。

それに、セサミストリートのかばんに片付けられるタイプのもの。

その他、iPadとスマホにいくつかアプリがあったり・・・。

どれにも思い入れがあり、大好きで、よく遊んでいます。

最近、セサミストリートの数字のブロックをメルカリで購入し、

同じようにアルファベットのブロックがあったので絶対気に入るだろうなと思って見せてみたんです。

そうしたら、顔つきが変わって、

「セサミストリート アルファベット ブロック」

と繰り返し言うようになってしまい・・・・

その度に、

「サンタさんにお願いしておくね」

と返答するのですが、何とも表情が固いのです。

どうしても欲しいというよりは、

気持ちが「セサミストリート アルファベットブロック」

に固執して取りつかれているような感じで、

顔つきが固いのです・・。

母の失敗 特性が変わると思ってしまった

母はこの時、悟りました・・。

息子くんの「興味あるものに固執してしまう傾向がある」という特性を

成長と共に無くなるかもしれない と思ってしまっていたことに・・・・。

確かに、成長と共に和らいでいくことはあると思うのです。

がしかし、特性は脳の特性であり、それ故の生きづらさであり、

成長と共に自然と消えていくものではない・・・とも思うのです。

正確なことは、個人差もあるし正直分かりませんが、

そういうふうな心構えを持っていた方が、

本人の特性とうまく付き合えると思うのです。

持たなくてもいいこだわりを持たせてしまった・・・・・

早急に対処に回ることに

一度、頭に生まれてしまったこだわりを

「やっぱり無しね!」とすることは、

息子くんに対しては不可能なので、

急遽、上書き作戦に回ることにしました。

ずっと、欲しい!と言われることはまだいいのですが、

問題は、

セサミストリート アルファベットブロック』が頭から離れず、何も手につかなくなること

でした。

息子くんの場合、文字通り、食事も他の遊びも外出も手につかなくなるのです・・・。

幸い、睡眠はお薬のおかげで大丈夫だろうとは思っていました。

母としては、もう本当に心から反省・・と共に、

何とか、この固執状態から解放してあげなければな・・・と思い行動することにしました。

息子くんは、楽しいことでも嬉しいことでもドキドキしてしまって、それに耐えられない程の不安を感じるようです。

いわゆる、繊細っ子なのですが、

毎日、パパの帰宅時や私が外出から帰ってくるとき、窓の外の帰宅してきた車を見ながら、耳を塞いで「あいあいあい・・・・!!!」と家の中に入って姿を見るまで叫びます。

いつも表情が固いです・・・

ドキドキが嫌なのかなぁと解釈しています。

作戦その① 別の楽しいおもちゃを探しに行こう

頭の中が「セサミストリートアルファベットブロック」でいっぱいなので、①別の玩具で代用してこだわりをとる ということをしてみました。

事が起こった場を離れるというだけでも、気持ちの切り替え効果は期待でき、さらに、他に関心が向くことを狙いました。

2か所回ってみても、ずっと「セサミストリート アルファベットブロック」といっていました(笑)

どうやら売っていると思ったようで、頭の中はまだ、「セサミストリート アルファベットブロック」が占めているようでした。

3か所目に息子くんが手に取るおもちゃが出てきました。

それは、おそらく、You tube動画で見た動画に出てきた鉄琴。

別のもので代用するために買い与えるということは、

あまり良いこととは思いませんが、

状況が状況なだけに、今回は「症状緩和目的」ということで

息子くんが自分で選んだ鉄琴を買う事にしました。

早速、鉄琴の音を楽しむ息子くん。

やっと、表情が和らぎ、楽し気な声が聴けました。

作戦その② iPadを取りにいこう

丁度その日は、修理に出していたiPadを取りに行く日でもありました。

鉄琴でしばらく遊んだあと、iPadを取りに行くことを思い出したようです。

事前に、単語を中心にした説明で、息子くんには伝えていました。

息子くんは、トイレを済ませ、靴下をとりだし、出かける準備を始めました。

だいぶ早かったのですが、出かけることにしました。

その頃には、「セサミストリート アルファベットブロック」ということはだいぶ減っていました。

何とか、こだわりにはならずに済みそう。。。。良かったと思いつつ、

iPadを取りに行きました。

作戦その➂ 非日常を体験しよう

iPadをイオンに取りに行ったのですが、

たまたま、男性グループのミニコンサート?をやっていました。

楽器演奏やライブなどの動画が好きな息子くんには、

お客さんと一緒に歌に合わせて手を挙げてみたり、

大勢の人がステージを見つめる、その中に入ってみる

ということが楽しかったようです。

30㎏ある息子くんをここぞとばかりに抱っこして、

暫く会場との一体感を楽しんでみました。

表情が明るくなり、ニコニコと楽しそうな笑顔を見せてくれました。

ブロックが届くも気にしていない雰囲気

そうやって、何とか硬い表情を乗り越え、

元のキラキラの笑顔を見せてくれるようになった息子くん。

翌日には、全然、セサミストリート アルファベットブロックのことは言わなくなりました。

とりあえずは、応急処置的にこだわりを無くせたようでホッとしています。

忘れられたようなので、

届いたブロックは、クリスマスまでしまっておこうと思います^^

母の反省

楽しむことが分かっていても渡せるようになってから伝える

今回のことは、母の一方的な思いで息子くんの気持ち・特性を考慮せずに伝えてしまったことが原因です。

それに加え、特性は消えてるかも・・・という何とも浅はかな思い込みと期待がありました。

消えていなかったら、ただ、持たなくていいこだわりを持たせるだけなのに・・・。

万事に対して、配慮することは出来ないと思いますが、

できるだけ気をつけたり、息子くんと関わる支援先の先生がたにも伝えたいなと思います。

今回は、酷いこだわりにならずに済みそうなのでラッキーでした。

息子くんの笑顔が戻ってよかったです!

今回はこの辺で・・・。

ABOUT ME
やまもと佳星
アート好きの一児の母|息子(支援学校生)が不登校となり不安から母と離れられない状態に。息子の癒しと自身のリフレッシュを兼ねて活動を始める。

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