わたしの子育て

自閉症児の強いこだわりが変化した対応方法とは?【理論と実体験の検証】

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こんにちは!

一般的に自閉症を持つとこだわりが強く興味が偏りやすいと言われています。

自閉症の子どもたちの興味を広げるとき、どんなポイントがあるのでしょうか?

一緒に学んでいる【こども発達支援研究会=こはけん】さんの記事とわたし自身の子育てを照らし合わせて、ざっくり検証してみたいと思います。

それではみてみましょう!

参照記事;

こだわりが強いASDの子どもの興味関心を広げることはできるのか?

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強いこだわりが変化した対応方法例

こだわりに100回付き合う

こはけんさん記事より

ASDの子どもの特徴として『飽きるまでの時間が極端に長い』があげられるが、

100回付き合っていると、飽きて別のものに興味が移る!

100回というのは、飽きるまで繰り返す回数の例えで、きっちり100回をするということではありません。

それ程、繰り返す覚悟を支援者が持つことで、じっくりと❝こだわり❞への関心・興味を満たす対応となり、こだわりを変える一支援となるようです。

(こはけんさん記事より一部抜粋)

やまもとの実体験との比較

この対応方法は、私が息子2歳頃から行ってきた方法と重なります!

2歳頃の息子くんには、例えば、「散歩として歩く」・「石を並べる」・「好きな歌をきく」などなど好きなものは多くありました。

2歳頃は特に、一度始まった行動は数十分単位で終わることはなく、散歩に出かけるならば半日を覚悟して家を出る必要がありました。

石を並べ始めると小一時間、ずっとそれに付き合いました。

「どんないろがすき」を毎日10回以上は続けて歌っていました。

わたしが付き合い続けた根底には、『満たせば無くなる』『次へ興味が移る』という確信が何故か明確にありました。

私自身が飽きっぽかったせいかもしれません。(笑)

「これがすき!!」という気持ちは、生きる上で大きな喜びであり、行動する原動力となります。

ただ、一人では負担が大きくなりやすいので、「他にヘルプを求めつつ、こだわりに100回付き合う」がわたしは良い方法と思います!

他にヘルプを求めつつ、こだわりにじっくり付き合う

こだわりを満たしてあげる

こはけんさん記事より

本人のこだわりを代わりに満たしてあげることで、他の活動への参加がスムーズになるケースもある!

こはけんさんでは、「電車の工作にこだわるあまり、他の活動ができない」こだわりの例があげられていました。

この事例では、一緒に電車の工作を作る支援から始め、本人が「自分が作らなくても先生がつくるから他の活動へいけばいい」といった気づきを経て、他の活動へスムーズに移動できるようになったようです。

(こはけんさん記事より一部抜粋)

やまもとの実体験との比較

最初は自分でやりたくてこだわっていたのかなと思っていたことでも、「本人は切り替えたいけど、気になって終われない」のだと気付いたことがありました。

そうしたとき、全てを自分でしなくても、代わりに私がすることで本人はこだわることなく興味が次へ移動することがありました。

例えば、工作やゲームの一部を完成・クリアすることがあります。

しかしながら、最近は「自分でクリアしたい!」と思うようになっており、安易に手助けをするのはやめています。

このため、本人のこだわりが「できあがり・最後まで到達する」ことなのか「自力で達成する」ことなのか、よく観察する必要はあると思います。

こだわりを見極めつつ、満足感が得られるよう手助けする

同じ興味を持った友人からのアドバイス

こはけんさん記事より

同じ趣味の友人から別のものを紹介されると、興味が変化しやすい!

ASDの子が気質があう同年代の子が多い場所で育つメリットは大きい!

一般的な話として、「ASDの人は共通の趣味の人と出会う確率が低い」そうです。

しかしながら、話の合う友人がそばにいれば、友達の話には影響を受けます。

また、特別支援学級や、放課後デイサービス、当事者会などでは同じ趣味の人と出会う確率がそれらを利用しない場合に比べて、高いとのことです。

こういった場で、今あるこだわりと別のものを紹介されると、興味が移りやすくなります。

(こはけんさん記事より一部抜粋)

やまもとの実体験との比較

息子くんが稀にしか登校できない頃に、部主事の先生に「こどもって友達の中で過ごしたいと思うようになるものなんですよ」といわれたことがあります。

当時は、息子くんに友達ができるとは全く思っておらず、返答に困ったことがありました。

私は初めての子なので子育ては勿論初めてで、❝育つ❞ということがどういうものなのか分からずいました。

多くの子どもを見ている部主事の先生の言葉が理想にしか聞こえませんでしたが、徐々に息子くんの中に❝友達❞という世界が広がっているのを最近、実感しています。

ですので、今は全く❝友達❞と一緒にいる我が子の姿を想像できない方もいらっしゃると思います。

しかしながら、人は集団で生活する生き物なので、本能的に❝友達❞を求め、大切にするものなのではないかと私は思います。

焦る必要はないと思うのです。

まずは、孤立しないことから始めるくらい気負わないのが良いと思います!

孤立を避け、同じ興味を持つ人がいる環境を利用する

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こはけんさんとやまもとの実体験との比較をしてみました。

こはけんさんの記事の詳細は、FANTSへの登録が必要になります。

ご興味ある方は覗いてみてくださいね!

それではまた^^

強いこだわりへの対応方法(やまもと案)
  1. 他にヘルプを求めつつ、こだわりにじっくり付き合う
  2. こだわりを見極めつつ、満足感を得られるよう手助けする
  3. 孤立を避け、同じ興味を持つ人がいる環境を利用する
ABOUT ME
やまもと佳星
日本文化・芸術が好きな一児の母|息子(支援学校生)が不登校となり不安から母と離れられない状態に。息子の癒しと自身のリフレッシュを兼ねて活動を始める|保健師・アーツインストラクター
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