私の実録(2022.3.17)
週2回、終わりの会に参加して下校バスに乗る日だった今日、
声をかける分には、「いかない」という息子だったけど、
時間になってどうするか様子を見ることにしました。
今日は、学校で人数を制限した対面販売がある日で、
息子と二人、予約して予約定員に入ることができたから、
教室がダメでも、それだけでも行こうと思って準備していました。
時間が近づいてきて、玄関を開けて準備を進めていると、玄関でブーツを履いている・・
外へ出る気持ちはあるようなので、学校に行く方向で準備を進めることにしました。
学校の駐車場について、正面玄関から二人で入りスリッパに替えて、
いざ、販売のある所定の場所へ向かおうとしたところ、
母の想定外に教室目指して歩き出しました。
そりゃそうですよね。
事前に対面販売のことは説明が難しく話さなかったのですから・・・。
でも、本人がそういう気持ちならそれでいいのです(笑)。
対面販売に行くのは止めにして教室に向かいました。
教室に独りで入るのかと思ったら、母も一緒がいいと母を引っ張る息子。
ここ最近、ずっと教室に入ることができていませんでした。
もしかしたら、1か月?ぶりくらいの教室です。
その「ほんの少し芽生えた❝はいりたい❞という気持ち」を
つぶさないように母も一緒に教室に入りました。
最初は母の手を離せなかった息子でしたが、しばらくすると担任の先生とブロックで遊び始めました。
でも、母がいなくなるのが嫌なようで、ちらちらと母の方を見つつ遊んでいました。
そうして20分ほど経った頃、終わりの会が始ろうとしていました。
終わりの会を見るのは、母は初めてで、少々、緊張しました。
でも、息子は慣れたように、普段、一緒に生活していると使うことがないような単語というか終わりの会独自の言い回しをスラスラと口にしてて、
これだけ一緒にそばにいるから息子のことを分かっているだろうと思っていても、息子にも学校という母の知らない場所で知らない世界をもっているものなのだと、改めて実感しました。
終わりの会は順調に進み、カスタネットをたたく係を担任が息子に任せてくれて、
楽しそうにたたきながらクラスメイトの前に行く姿に、
この一年、間違ってなかったなと思えました。
後日、次年度の始め方として、
「始業式の午後 新担任と過ごす時間をつくる」ことと
「地域交流は5年次頃に実施予定」とすることを
担任が提案してくれました。
母に新しい担任の先生との関係づくりを調整をする気力が残っておらず、
何も考えていなかったので大変助かりました。
引きこもり状態を脱し、部分的に通学できるようになったので確実に成長してると言えるけれど、
新しい環境になって、また、先生方との関係づくりから始まることを思うと正直気が重いです・・・・
それでも、一緒に終わりの会に参加できて
クラスの中での息子の笑顔が見られて、胸がいっぱいの今日でした。