コレいいよ~

子育てを笑顔にするごはんの話【簡単レシピ付き】

不登校中のごはんづくりが憂鬱・・・

当たり前ですが、学校に行く行かないに関わらず食事をとらない日はありません。

また、食事は単に栄養をとるという事だけではなく、会話をして気持ちや時間を共有する一つの文化的な活動です。

子どもにとって、とても大事な時間だろうと思います。

とはいえ、食事をその都度、準備し調理し食べ片付けるのは時間と労力がかかるのも事実です。

外食や宅配、調理キットなどで時間と労力を軽減することは出来ますが、経済的な負担が増えます。

たとえ経済的な負担が増えても、それぞれのご家庭の考えであったり、利用回数などで上手く家計のバランスがとれていれば、時間や労力の問題はある程度は解消されると思います。

私自身、外食・宅配・調理キットなど利用できるものは全てといって良いほど利用しました。

息子が外出を一切拒否してしまった時期には、買い物自体ができずネットスーパーを利用したこともあります。

が、あまり改善された感じがしていませんでした・・・

何より、食事を美味しいと思って食べられなくなっていました。

食欲がなくなりました・・・

そう言ったことに加え、息子が極度の偏食だったこともあり、ごはんづくりは私にとってだんだんと憂鬱なものとなっていきました。

作っても食べない・・・

自分自身が漠然とした不安の中で絞り出した力で精一杯つくったものであっても食べてもらえず、捨てることが続きました。

これは私にとって精神的にかなりダメージが大きく、だんだんと何を作ってよいのか、そもそも食べなきゃダメなのか・・といった具合に追い詰められていきました。

ごはんのことを考えると憂鬱で何も手につかなくなりました・・・

そんな時に出会ったのが幸せホルモンを食べて増やす方法です。

これは家から出られない私でも(材料の調達は必要ですが)、今すぐに親子のしあわせのために確実に一歩前に進むことができる方法だと思いました。

ごはん(食事)は単に空腹を満たすためだけのものではなかったのです。

ごはん(食事)は、適切にとることで子どもも親もしあわせにしてくれるものだったのです。

「がっこういかない」となってから、丸2年が経ちましたが、その中で得た誰でも簡単にできる息子が食べたズボラレシピと共にお伝えします。

ごはん(食事)でネガティブな気持ちが減る?

ネガティブな気持ちはどこからやってくるのでしょう?

心でしょうか?

心ってどこでしょう?

いったん、心の場所は置いておいて気持ち(気分)というものを考えてみます。

気分というものは脳活動に大きく関係しています。

気分は脳活動に大きく関係している

そしてその脳活動は脳神経伝達物質に影響を受けています。

神経伝達物質とは、脳内で信号を伝達する化学物質です。

脳は神経伝達物質を通して動く作用があのです。

少なくとも 100 の神経伝達物質があると言われていて、それぞれ異なる機能を持ちます。

脳活動は神経伝達物質という化学物質の影響を強く受けている

そして、その中でも研究が進んでいるものの一つに「セロトニン」という神経伝達物質があります。

神経伝達物質は、睡眠や気分、記憶・行動などの脳機能において重要な役割を果たしているのですが、セロトニンは、心(気分)の領域にはたらきかけて意欲を促すことが分かっています。

言ってしまえば、セロトニンが分泌されるとポジティブな気持ちがわき、逆に分泌されないとネガティブな感情が生じるということが私たちの身体で少なからず起きています。

これが、セロトニンという神経伝達物質が幸せホルモンと呼ばれている理由です。

セロトニンは、しあわせホルモン

そして、なんとセロトニンをはじめとした神経伝達物質は全て食べた物を原料として身体の中でつくられています。

つまり、食べたものが脳機能に強い影響を与えているということです。

脳はトリプトファンというアミノ酸の一種を使ってセロトニンをつくります。

しかも、このトリプトファンというアミノ酸は人の身体では作り出すことができません。

もう、お気づきだと思いますが、そうですトリプトファンを含む食品をとることでセロトニンをつくりやすくし、幸せホルモンを増やすことができます。

食べたものが脳機能に強い影響を与える

幸せホルモンを増やすには?

セロトニンを増やすには、トリプトファンを多く含む食品を意識的に食べるようにするという方法があります。

トリプトファンを多く含む食品には、肉・乳製品・卵・豆などのたんぱく質があります。

成人では、一食に手のひらほどのたんぱく質を含む食品を食べることが目安とされているのですが、ごはん(炭水化物)を多く食べることができても、主菜(タンパク質)が不十分な傾向があります。

ご自分がタンパク質を一食にどれほど食べているか意識してみてください。

もし、手のひらサイズより少ないときは、少し食べる量を増やしてみましょう。

タンパク質だけ食べても、幸福感を強く感じられるということではありません。セロトニンの生成にはトリプトファン・炭水化物・ビタミンB6が必要と言われています。やはりバランスが大切という事になります。

もし、体重が増えてしまったときは、間食・のみものから糖・脂質を減らすことをお勧めします。

偏食の息子も食べたズボラレシピ

この2つのレシピはご紹介するのも恥ずかしいくらいズボラなものなのですが、焼くだけで一品となるので労力が少なく、片付けも楽です。

漬け込んであるので、身に味が染みていていること、比較的身が柔らかく仕上がるのが特徴です。

少し元気がある時に漬け込んでおくと心の余裕の助けとなってくれます。

息子は偏食が酷いので野菜は一切いれませんが、お好みの野菜を一緒に漬け込んでも良いと思います。

注意点は、塩味が苦手、魚・肉の触感が苦手なお子さんは食べないと思うので飛ばしてください。

鮭の塩麹みりん漬け

必要な道具
  • ポリ袋(密閉できる容器であれば何でもOK)
  • フライパン(グリルでも可)

作り方

  1. ①~③をポリ袋にいれる
  2. 冷蔵庫で数時間漬けておく
    ※時間がないときは30分ほどでもOK(好みに合わせてください)
  3. フライパンなどで焼く

豚肉の焼き肉のたれ漬け

必要な道具
  • ポリ袋(密閉できる容器であれば何でもOK)
  • フライパン

作り方

  1. ポリ袋に豚肉を入れ、焼き肉のたれを和える程度に加える
  2. 冷蔵庫で30分以上漬け込む(※お肉を柔らかくしたいときは一晩ほど)
  3. フライパンなどで焼く

トラブル中ほど食事をたいせつに

不登校など親子共に不安定な状態になってしまうとき、「休息・睡眠」「安心」はとても大切なものです。

それと同じくらいに「食(たべる)」ということが大切なのですが、献立を考え準備をし調理をし食べさせ片付ける「食」は、本当に大変な労働だと思います。

私自身、食べることができていませんでした。

時には外食などを利用して、「食」の労働への負担を軽くするのは必須だろうと思います。

なぜなら、人間にとって「食べる」ということは生きていく上では欠かせないものだからです。

そして、単にエネルギーを得るための手段にとどまらず、感情を前向きにしてくれるものです。

子どもさんを支える親さんも、壁に立ち向かう子どもさんも、しっかり食べてイライラに振り回されない思考を獲得できることを願っています。

ABOUT ME
やまもと佳星
アート好きの一児の母|息子(支援学校生)が不登校となり不安から母と離れられない状態に。息子の癒しと自身のリフレッシュを兼ねて活動を始める。

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