みなさま、こんにちは。
今回は❝依存❞という状態の新しい考え方を知り
わたし自身が楽になれたのでシェアしたいと思います。
不登校の現在
息子くんが不登校になり、4年目を迎えます。
時間が経過するにつれ、学年も上がり、身体も大きくなり、
何もしないでいても変化の只中にいるように思います。
やっと少し慣れて学校で過ごすことができてきたと思う頃には一年が終わる。
学校へ行く ということだけを目標にしてはいけないことを理解し、
息子くんの将来を含めた長期的な視野で過ごす必要性を感じています。
ゲーム依存が心配
不登校が続いていて困っていることの一つに
iPadなどの利用時間がどうしても長くなることがあります。
ゆる~く使わない時間を決めて利用しています。
余暇を一人で過ごせることはとても大切な力ではあるけれど、
思うようにいかず(特にゲームなど)癇癪に繋がることも増えてきました。
この癇癪はiPadを長く利用していることによる依存症の症状???と不安を感じていました。
依存症の新しい考え方
ゲーム依存 という状態までにならないように注意深く様子を見ていたところ、
この『依存』という状態に対して新しい考え方が出てきていました。
それは、ストレスや不安などへの自己治療として、その依存を選択しているという考え方です。
みなさんはストレスがかかったとき、お菓子を食べすぎたり、買い物をし過ぎてしまったりしませんか?
私は無意識ながらそう言った経験が多くあります。
負荷がかかった気持ちを解消するために、半ば無意識に食べたり・買ったりしていました!
本当はストレスを直接なくしたり、なくすように行動できれば、いいのかもしれません。
でも、そんな簡単にストレス源を変えることはできませんよね。
そもそもストレスに気付いていないことも・・・・・私だけかしら(笑)
1980年代、アメリカの心理学者 エドワード・J・カンツァインが提唱
仮説内容
- 依存症の本質は快楽の追求ではなく「苦痛の回避」
- 自分の気持ちを立て直そうとする「自己治療」の試み
少なくとも「得体のしれないものではない」「当事者の意思の弱さが原因ではない」「ただ快楽におぼれて発症するわけではない」
「教育と医学」2024.7-8 子どもを依存症から守る 樋掛尚文・佐久間寛之
わたしのストレス発散!という感覚で、もし息子くんがiPadをしているならちょっと注意かなぁ・・・。
今は純粋に楽しんでいるようなので様子見かな。
現在は、場面によってはゲームを取り上げることは良くない とも言われています。
子どもがストレスから自分を守るために自分で見つけた唯一の癒し(自己治療方法)なのです。
それを取り上げても別に依存先が代わるだけでしょう。
子どもなりに選んだ方法は未熟かもしれません。
でも、だからといって大人がそれを簡単に否定する権利はないです。
子どもの選択を見守り、依存の根本原因となっているものへの確認が必要でしょう。
(それに関しては後日、記事にしますm(__)m)
わたしの対応の変化
というわけで、
息子くんのゲーム依存傾向は今は静観状態です。
ゲームがうまくいかず怒っていますが、最近は自力で解決しケロッとしていることも増えました。
長い目で見ると自分で解決する力は必要ですからね・・・
最近はそーっと離れて見守っています。(わたし、少し聴覚過敏です)
ゲーム依存が気になっていた時はギャーギャー癇癪にはほとほと困り果てていました。
何か言っても悪化するだけで、でも止めた方がいいのか・・・対応に悩んでいました。
以前はいちいち反応していたのですが、今は良い意味の無視です(笑)
癇癪な息子くんは私の喜怒哀楽には関係ないのです(笑)
私はわたしの状態を自分でコントロールして自分を生きたいので
息子くんの波長に干渉され過ぎないように頑張っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「iPad、長くさせていていいのかな・・・・」そう心配になりますよね。
ただ、iPadを長時間利用することが直接、依存症に繋がるというわけではなさそうです。
確かに長時間利用に伴って視力や姿勢の悪化は懸念されます。
そういったときは適度な休憩に誘うなど工夫が必要でしょう。
もし、iPadが無いと困る(=依存傾向)のであれば、心の支えになっている可能性は大きく、むやみに取り上げることはしない方が良いと個人的には思います。
もし興味が他に向くようなら、アナログな余暇活動へ自然と移行できるようにサポートすると本人の生涯的なウェルネスにも繋がると思います。
たとえば・・・散歩、読書、創作活動、掃除、季節行事の参加などなど
息子くんにはまだ魅力を伝えきれていませんけれどね(笑)
依存は自己治療の一つという話を読んで気持ちが楽になったので今回はそのシェアをさせていただきました。
参考になるところがあれば幸いです☆
ではまた、別の記事でお会いしましょう!
○○ばかりしているときは・・・
- 依存は自己治療の側面があるので否定しないようにする
- 子どもが選択している方法(熱中していること)を大事にする
- 子どもが熱中していることの背景にストレスがないか確認する
- 熱中していることが子ども自身が自己管理できないことであれば、将来的に代わりとなる方法がないか検討する
- 長時間利用時は、小言にならないように注意しつつ休憩に誘う