独断と偏見の子育て論

年々、クラスで過ごすこと自体が大変になる事実に気付いた話

みなさま、こんにちは。やまもとです。

今日は私の失敗談です。

経緯を飛ばした方は「知的障害と対応」へ移動してください

不登校の経緯と簡単なまとめ

息子くんは特別支援学校1年生の12月から学校に行かなくなりました。

最初は周囲への不信感が強すぎて、外出すらできず

2か月ほどは殆ど外へ出ることができませんでした。

その後、

言語リハビリの先生や心理士さんとの面談を積極的に利用し

言語リハビリの先生の計らいで

1時間ほど子どもから離れ一人で過ごす時間を持てました。

予想外にできた突然の1時間だったので

何をする発想も出ず、

近くのスーパーでアイスを買って

スーパーの駐車場で車の中で、そのアイスを食べました。

訳もなく泣いてしまったのを思い出します。

そんな外出が困難で、母と離れることができない状況から

何とか脱したくてネット情報や発達の情報をむさぼりました。

保健師という資格を持ちますが、

障害という分野ではあまり役に立つ知識はなく

無力感の中、『愛着障害』という視点で解説くださっていた

子ども発達支援研究会=こはけんさんのセミナーを多く受けました。

その中で基本的な発達支援や発達障害についての知識、

一般的な対応を学びました。

知的障害と対応

息子くんは知的障害をもちます。

過去に発達検査を2回うけました。

詳細は息子くんのプライバシーもあるので省略しますが、

その過去の検査結果をもとに現在の発達の状況を検討してみました。

息子くんは、2語文が主でほとんどがオウム返しです。

また、しま〇ろうが大好きで

9歳ですがパパと私と3人で今年はコンサートに行ってきました。

そんな状況に納得できるおおよその結果が出てきました。

おそらく2歳から4歳ほどの発達と推測されます。

4年生になって社会性を少しでも身に着けてもらえたらと思い、

学校に行く日数を増やし始めていたところでした。

が、そのおおよその推定される年齢を見たとき、

私の完全なエゴだったと気づきました。

小学校を選ぶために教育委員会の方と面談をしていたとき、

こんなことをたずねてしまったことがあります。

「特別支援学校から普通の中学校に行くことはできるのですか?」

と。

担当の方は、少し間をおいて

「お母さん、息子くんも成長しますが、他の子も成長するんです。」

「そして、その差は年々大きくなっていくんですよ」

と話されました。

その時ようやく、息子くんが置かれている状況・障害というものを

少し理解できたように思いました。

今回、現時点で推定される発達年齢をみたとき

この時のことを思い出しました。

そっか・・・

年々、クラスで過ごすこと自体が息子くんにとってハードルが上がっていくんだ・・・

そう腑に落ちました。

4年生になり補助の先生がつかなくなりました。

長めの文章での口頭指示が増えているように思います。

お友だちとの関りも増えています。

そうわかった時、

ただ単純に登校する日数を増やすことが

息子くんにとって良いことなのか分からなくなりました。

体力はついてきたし、

できることも少しずつ増えてはいます。

が、学年が上がるにつれ

取りまく学校の環境自体がハードになって行っている・・・

口頭指示の多さや周りの声への過敏さに対応するため

イヤーマフを使い始め対策も始めました。

視覚支援を増やしてほしいということもお願いしました。

少しでも環境を整えたいです・・・

いつも帰りのバスをニコニコと降りてくる息子くん。

大変だろうけどそれなりに楽しんでるとも思います。

しかしながら、

何がイライラの元になっているのか

それが本人にもよくわからないようで

自分を叩くことが増えてきました。

学校で起きたことが原因の全てとは言えませんが、

負担になっているのだろうと推測します。

学校のことを全く話してもらえないどころか

息子くんとは会話が成り立つことは殆どなく

息子くんの思っていること、感じていることは

分からないのが実情です。

正しさを求めると分からなくなりますが、

大事なことは息子くんの笑顔。

それで良いと思います。

のんびりやろうと思います。

一日一日を笑顔を中心に、程よく社会と付き合っていこうと思います。

ABOUT ME
やまもと佳星
アート好きの一児の母|息子(支援学校生)が不登校となり不安から母と離れられない状態に。息子の癒しと自身のリフレッシュを兼ねて活動を始める。

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