一つの区切りを終え、春休みを迎えていらっしゃる時期だろうと思います。
ここでは登校が不安定な息子の始業式参加の際に実践したことを紹介します。
事前に教室を見に行きたいことを部主事の先生等に伝える
長く学校へ行かないでいる中、学校へ足を向けるのはなかなか苦労があります。
しかしながら、新しい環境となるタイミングで学校の雰囲気が変わることを、実際に子どもに見せることは、仮に嫌な記憶であっても子どもの心の中でも一つの区切りを付けられるのではないか・・・・そういった思いから、昨年度の春休み中に新しい下駄箱と教室を見に行くことにしました。
興味が向けば更に良いし、今後、過ごす場所の下調べとしても良いかと思ったのです。
学校によるのかもしれないのですが、担任となる先生と春休み中に会うことは人事の都合上、無理と思われますので、学年主任の先生や小学部主事などの管理職の方に「事前に教室を見に行きたい」ことを伝えると良いと思います。
私の場合は、小学部主事の先生と連絡を取ることができ、先生の方から幾つかの提案をいただきました。
参加方法を学校側と話し合う
事前に確認するだけではなく、大勢が集まる状態や雰囲気の違いを感じて不安定になる子どもさんの場合は、式自体を簡略化して参加するのも一つの方法かと思います。
この場合、学校側との調整が必要なので、学校側ができることと親としての希望を擦り合わせるための話し合いが大切になります。
私の場合は、途中参加も考えたのですが、先生の方から式が終わって他のクラスメイトが帰宅した後に個別に時間を取ってくださることを提案してくださったので、「時間をずらす」という方法をとることにしました。
不安が強いお子さんの対応として
不安定な登校の中、新学年を迎えるのは3回目となります。
その間、部主事の先生は異動がなく、ずっと様子を見守ってくださっています。
ともなると、部主事の先生と私との間では、始業式の午後登校はおなじみのものとなっているので、あまり参考にならないかもしれません・・・
ただ、不安が強いお子さんの場合、まずは個別・少人数の対応からというのは、不安を減らすには有効な方法である(こども発達研究会さんより)ので、申し出て学校側と調整するのは良い方法である思います。