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息子くんの母になって10年が経とうとしている。
ガムシャラにこなしてきた福祉の手続きも、少しだけ余裕を持ってできるようになってきた。
学校や放課後デイサービスへの利用頻度や傾向も一定のパターンができつつある。
現段階では、今の状態が息子くんの社会の中での居場所だ。
親亡き後のことを考えない日はない。
毎日のお世話に追われていた日々も少し落ち着き、考えることが多くなった。
私が80歳まで健在として、そのころ息子くんは44歳。
男性の平均寿命は80歳を越えてきているだろう。
ともすれば、44歳からの約40年、一人で過ごすことになる。
金銭的な心配もある。
後見人制度の改善は進まないだろうか・・・。
制度が理想に追いつけばいいなと思う。
様々な信託制度を調べてみようと思う。
それと同じくらい、地域での居場所をどうにかして作りたい。
先日、支援員さんとの面談でショートステイの利用について聞かれた。
利用資格の申し込みをしてみることにした。
今すぐに利用の予定はないけれど、見学を前向きに考えている。
チャレンジも失敗も何の問題もない。
成功の種に近づくだけ。
息子くんがやすらかにこの世界を旅立てるように
できる限りのことをしたいと思う。
いつも喧嘩してるけど・・・・
絶対、笑顔の素敵なおじいちゃんになれると思うんだよな(笑)
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